126文字に真剣に向き合い、
選ばれる原稿を作る。

小野綾乃 Ayano Ono

営業部 営業企画 制作 リーダー
2015年4月新卒入社

【Profile】
群馬大学卒業。
学生時代、学園祭のポスター作りに携わったことから広告制作に興味を持つ。
入社後、制作職として主にアルバイト・パート採用媒体の原稿制作を担当。
趣味は映画・読書、そしてロックフェスで盛り上がること。


―小野さんはいつもどんなことを意識して原稿を制作しているのですか?

原稿制作にあたっては、「目線」を大切にしています。私たちが作る原稿は、クライアント、求職者、営業担当、さらにはクライアントのお客様など、さまざまな方の目に触れます。ですから原稿には、誰が見ても理解でき、納得感のある表現が求められます。制作者の目線だけでなく、多角的な視点を意識し、原稿に表現する。そうしたことが大切だと思っています。

―見る人の目線を意識して制作しているということですね。ですが、限られた原稿枠の中にそれを表現するのは難しそうですね。

そうですね。原稿サイズは、最も小さいもので名刺半分くらいの大きさ。文字量は1行18文字で7行、わずか126文字しかありません。その中で伝えるべきことをきちんと表現する難しさがあります。一方、限られた文字数の中で何をどう入れていくのか、表現方法は無数にあると思うんです。文章構成や言葉の選び方はもちろん、漢字やカタカナの使い方でも伝わり方は違ってきます。そこには、限られた中でいろいろな世界を生み出す面白さがあると思っています。



―「126文字の中にいろいろな世界がある」。原稿に正面から向き合う小野さんの姿が思い浮かびます。

それはもう、1文字にこだわり、真剣に考え抜きます。そうでなければ、たくさんの求人原稿の中から選ばれるものを作ることはできませんから。さまざまな表現を探求しながら、私たちが目指すのは効果のある原稿。求職者が目を止め、「この会社に入りたい」「この会社が求めているのは自分のことだ」と感じられる原稿です。そこに向けて1文字1文字に想いを込め、一生懸命作る。だから、私の原稿で応募があったことを聞くのは嬉しいし、「次も力を尽くそう」と思えるんです。

―1文字1文字に想いを込め、一生懸命作る。この仕事に対する真摯な姿勢が感じられます。ところで今、新しいことにチャレンジされているようですが…。

はい、今、私は新卒メンバーの育成にも携わっています。その中で常に伝えているのは、「なぜ?」と疑問に思う気持ちを大切にしてほしいということ。伝わる原稿を作るためには、物事や言葉の本質をしっかり掴む必要があります。営業や先輩の言われるままに動くのでなく、なぜそうするのか、なぜそうなるかを自分で考え、行動してほしいのです。育成については私も手探りの状態ですが、新人のいいところは伸ばしてあげたいし、私がやってきていいと思うことは教えていきたいと思っています。そして新卒で入社した私の視点を活かし、“新卒の教育体制”の構築にも積極的に関わっていきたいですね。

―新人育成も大切な仕事ですね。それでは、ご自身は今後どう仕事と向き合い、どんな制作者になりたいと考えていますか?

フレックスの社内に制作がいる意味を考えて仕事をしていきたいですね。営業から言われたままの原稿を作るのではなく、原稿制作のプロとしてアイデア出しや提案を行い、お客様に対しても、きちんと原稿の意図や裏付けを明確に示せる制作でありたいと思います。生意気と言われるかもしれませんが、常に原稿と真剣に向き合い、制作の役割と責任をきちんと果たす。そんな力を持った強い制作は、フレックスを支えるもう一つの柱になると考えています。そのためにも提案力を高め、もっといいものができるようにしていきたいです。